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禅語「隻手音声」に学ぶ

「せんしゅのおんじょう」と読みます。
これは、「両手を打つと音が出る、片手ではどうか?」という、禅問答の公案です。
「音なき音が鳴る」とか、「片手には潜在的な無音という音を持っている」などの問答があるらしいですが、
講釈はさておき、行為と目的という観点で考えると、そもそも、手はいろいろな操作をするための手段であり、
それぞれの操作には、音を伴う。操作には、目的があり、目的操作音という関連性が考えられる。
そう考えると、両手を打つという行為は、目的がなく、操作があり音があるという、一般的なことではなく、
特殊な行為と考えることもできる。確かに、手を打つということは、両手で何も操作していない状態であり、
目的がないのである。否、「神社での柏手」は目的があるのではないか。等、延々と議論が続く。

さて、目的とは、「多目的トイレ」というものがある。トイレの目的は、「用を足すこと」だけではないか。
英語のWCは、Water Closetであり、水回りの場所であることを考えても、目的が限定される。
「多機能トイレ」ではれば、意味はわかりますが。