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面子

「面子」とは何でしょうか?欧米の方々からは、分かりずらい概念かも知れません。また、「世間体」「辱め」のような
言葉とも同義かも知れません。いずれにしても、自分が持っている心理的、精神的変化に起因する言動です。
この変化が、外的要因によって変化させられたという場面です。実際、何がどのように変化したのかは、外からは分かりません。
そして、その原因が、外部にあると思い込んでいるところが特徴です。では、この変化とは何でしょう。
自分がこれまで大事にしてきた、ステータスとでもいましょうか。これが、外的要因により棄損されたということでしょうが。
これって、先ほど申し上げたように、外からは分かりません、その人自身が勝手にそう、思い込んでいるわけです。
なので、それに起因する言動は、周りからは理解できないのでしょう。ただ、その人の行動様式が分っている人にとっては、
程度の違いはあるにしても、「面子」「世間体」「辱め」のようなものが棄損されたための反応行動であることは想定できます。
バツが悪い場合の「体裁笑い」等も含まれます。では、「面子」「世間体」「辱め」って何でしょうか。
逆に、自信をさげすんで、謙虚に、「過小評価」していれば、このような言動は少ないのではないでしょうか?
ということは、これらの原因は、自分を「過剰評価」しているための産物かも知れません。
このような行為は、自分の気持ちが、相手の不愉快な気持ちを伝わることが重要な目的ですから、
「チェッ」、「体裁笑い」、「捨て台詞」、「溜息」など、あからさまに目に見える形で処理され、時には、挑発的であったり、
相手にも不愉快さが伝染します。相手に危害を加えなければ、自己満足行為ですが、危害を加えたら犯罪ですね。

「ラストサムライ」という映画がありました。トム・クルーズ演じる、南北戦争での英雄が「武士道」に共感する。
「武士道」とは、禅宗、儒教に基づいており、忠誠・勇敢・犠牲・信義・廉恥・礼節・名誉・質素・情愛などと表現されるが、
廉恥・名誉などにより、「面子」「世間体」「辱め」が形成されているようにも思いますが、一方では、信義・廉恥でこれらを
律(道徳律)することもできるはずである。