禅語「相逢不相識 共語不知名」に学ぶ 2023.09.25 「あいおうてあいしらず、ともにかたりてなをしらず」と読みます。お互いのことを知らないまま、肩書、名前も知らないまま、語り合うという意味です。つまり、名前も肩書も知らない故に話が盛り上がるということです。言い換えれば、名前、肩書があるが故に、素直に語り合えない。先入観や、前提状況があるために、バイアスがかかってしまう。この言葉をどのように、読み解くかは、読者次第である。ここが禅語の面白いことである。 前へ 一覧へ戻る 次へ