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NLP

神経言語プログラミング(Neuro Linguistic Programing)は、別名「脳の取扱説明書」とも呼ばれ、1970年代に、リチャード・バンドラーと
言語学の助教授ジョン・グリンダーによって開発された心理学であり、言語学、心理学に基づいた、コミュニケーションスキル全般を指します。
人は、言語で考えるがその背景には、心理的な情動があり、これが、認知と行動に作用します。
このため、心理的な要因や感情の状態を把握することで、コミュニケーションがスムースになり、行動を促すことができます。
NLPは、接客や教育研修などの仕事上のコミュニケーションだけでなく、恋愛や婚活、子育て、介護や医療などの現場で、
個人的なコミュニケーションの分野でも活用されており、応用範囲が広いです。

①VAKモデル
NLPでは、VAKモデルと呼ばれる概念があり、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の五感の内、視覚(Visual)、聴覚(Auditory)、体感覚(Kinesthetic)に注目し、
それぞれの人が、持つ、優位感覚をVAKのタイプ別に分類して分析をします。
相手のVAKタイプを意識することでコミュニケーションがスムースになり伝わりやすいです。
例えば、同じことを伝える場合でも、VAKタイプを意識することで、以下にように、言い換えることができます。

Vタイプ:「通り過ぎたのは真っ赤なスポーツカーでした。」
Aタイプ:「スポーツカーが通り過ぎる際、大きなエキゾースト音がしました。」
Kタイプ:「一陣の旋風のようにスポーツカーが通り過ぎました。」
このように、それぞれの人が持つ、優位な感覚が刺激されると、理解が進み記憶に残ります。
特定な相手ではなく、不特定多数に伝える場合は、「真っ赤なスポーツカーは、大きなエキゾースト音を残し、
旋風のように通り過ぎて行きました。」のように、視覚(V)、聴覚(A)、体感覚(K)のすべてに働きかけるように伝えることもできます。

VAKを刺激するためには、色や音や体感だけではなく、これらを連想させる言葉でも構わない。それぞれの優位な感覚を刺激することで、
まるで、その場所に居合わせたような感覚に陥るのです。

Vタイプ:「通り過ぎたのは目にも鮮やかなスポーツカーでした。」
Aタイプ:「スポーツカーが通り過ぎる際の爆音で、回りの音が一切聞こえませんでした。」
Kタイプ:「一瞬、後ずさりしそうな迫力でスポーツカーが通り過ぎました。」

②アイ・アクセシング・キュー
NLPには、アイ・アクセシング・キュー(アイ・パターン)という概念があり、話者の目線の動きは、VAKの感覚に影響すると言われています。
例えば、対面で会話している人の目の動きを統計的に分析すると、左側に向いている場合は、未来志向であり、右側の場合は、過去の回想です。
また、上目使いの場合は、視覚(A)が働いており、水平の場合は、聴覚(A)、下向きの場合は、体感覚(K)が優位であることが統計的に
示されていまする。例えば、右上を眺めて考えている時は、過去を視覚的に思い出していることが多いです。
ここでは、右利きの場合で説明しているが、左右の違いは、右利き左利きで逆になる場合もあります。
坐禅をする場合、目線は、半眼の状態で、自分の左下をぼんやり眺めます。そして、意識を呼吸や脈拍、または、「法界定印」と呼ばれる、
組手の状態で親指の接触部分に意識を集中させます。