短期記憶と長期記憶
記憶は、脳内活動であり、脳内の神経伝達の仕組みで成り立っています。このため、脳の構造を知ることで、記憶を科学することができます。
先ず、記憶に種類には、短期記憶と長期記憶あります。人は外界から、言語、視覚、聴覚、触覚を通じて大脳皮質が刺激されます。
大脳皮質は、その情報を偏桃体と海馬に伝えます。偏桃体は、先の刺激を感情と情動として捉え、海馬に伝達します。
海馬は、大脳資質からの刺激(現象・事象)と偏桃体からの情報(感情・情動)を合わせて。短期記憶として蓄積します。
但し、この短期記憶は、揮発性が高い記憶であり、記憶定着(KA3.5)の冒頭でも触れた「忘却曲線」により、短期間で薄れます。
上記のプロセスを短期間に繰り返すことで、短期記憶が長期記憶として、大脳皮質に格納され定着します。
このような記憶のメカニズムを活用して、感情への働きかけ(KA2.1)を駆使して、言語だけでなく、物(Goods)(KA1.1.2)、照明(KA1.3.3)、
笑い、コント、ウイット(KA2.1.4)、BGM(KA2.2.1)、比較、対比(KA3.4.2)、数値化(KA3.4.3)、魅せる化(KA3.4.4)など、五感に訴える
多くの刺激を繰り返し与えることで、理解促進(KA3.4)と記憶定着(KA3.5)を促進します。