ハンドアクション、ジェスチャー②
今回は、講師やプレゼンテータの立ち振る舞いや身振りについて考えます。
■歩行
腕の左右の動きは、そのまま、歩行にも当てはまります。ステージ上を歩いたり、会場によっては、檀上から降りて、
グループ別のテーブルを回遊することで、参加者とのフラット感を演出することができます。但し、この場合、会場の
広さにもよりますが、声が届かない箇所ができる可能性もあるので、均等に声が届くようマイクを使うことも考慮しましょう。
什器(KA1.3.2)の配置にもよるが、ステージを歩き回る場合、聴衆を背にしたり、スクリーンに映り込まないような
配慮が必要でしょう。歩行中のターンやポーズは、沈黙、間(ポーズ)(KA3.3.5)と同様な意味合いであり、
視聴者に、「思考」を促すこともできます。早目に会場入することができれば、歩数やスピードなどを確認することが
できるでしょう。もっとも、この程度の時間的余裕を持って臨みたいものです。
■靴:インナーソール
講師、ファシリテーターは、基本的に立ち仕事であり、長時間になると、膝、腰への負担となります。
そこで、クッション性の高い靴の中敷き(インナーソール)を使うことで、負担を軽減することができます。
アスリート用として、目的別にいろいろな種類が市販されているので試さることをお勧めします。特に、バスケットや、
バレービールなどのインドアスポーツ用のものは、体育館などの硬い床からのショックを和らげるようなものが良いです。
■匂い:体臭、口臭
汗臭、たばこ臭を含め体臭、口臭は、参加者に不快感を与えることもあり注意が必要です。
必要に応じて、消臭、デオドランドなどを考慮すべきかも知れません。また、女性の場合の化粧臭も意識すべきです。
過ぎたるは及ばざるがごとしです。