速度(緩急、間)、声(強調、抑揚)、沈黙、間(ポーズ)
動作スピード、スピーチのスピードは、会場の広さに比例します。広い会場ではゆっくりと、ゆったりした口調で喋る方が
場の雰囲気に合致しています。また、ドラマチック(KA3.3.3)では、ギャップ、サプライズ(KA2.1.7)に合わせて、
速度や強弱がコントロールされています。また、沈黙、間(ポーズ)は、視聴者が考える時間です。考える時間を与える前に
考えるネタを提供しなければなりません。このため「間」の直前では、考えさせる質問を入れます。言語表現上、質問の形態
になっていなくても、名詞や動詞の直後にポーズを置いて、視聴者の思考を誘発することもできます。
ポーズの長さも、会場の広さにも依存し、会場をゆっくり見渡す程度が良いと思います。勿論、長い方が効果的だが、
あまりにも長いと、視聴者の不安を誘発します。ただ、この不安は、より大きな期待感にもつながる可能性もあります。
すべては、ポーズに入る前のストーリィ次第です。海外での講演会では、視聴者も沈黙に慣れているため、比較的長く、
最長10秒以上の長さの沈黙も許されるが、国内では、やはり5秒程度が無難でしょう。。