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禅語「松樹千年翠」に学ぶ

「しょうじゅせんねんのみどり」と読みます。変わらぬものの価値という意味です。
禅では、変わる物、変わらない物をはっきりと区別します。
変わる物は、今風に言えば、VUCA(Volatility,Uncertainty,Complexity,Ambiguity)と言いましょうか。
一方、変わらない物、天体、石、山など、、、絶対的な存在感があります。そして、その背景には、変わらない事
忘れがちですが、それを維持するために、絶え間ない努力が行われています。そこに価値を見出しましょう。

論語では、「子曰、歳寒、然後知松栢之後彫也」[子罕篇9-29]
「子曰く、歳寒くして、然る後に松柏の彫(しぼ)むに後(おく)るることを知る]と読みます。
寒さが厳しい季節になって初めて、松や柏が翠のままで枯れないことの凄さに気付く。という意味です。
信念をもって、地道に努力して備えることで、苦境に対処できるのです。BCP的な備えでしょうか。